今回は『互いの虜だった』を読んだので、感想や見どころをご紹介ます!
王女と奴隷の関係だったエリナとカザンは戦争によって身分が逆転!カザンの「夜伽奴隷」として生活することになってしまうロマンスファンタジー。
処刑されたカザンはなぜ生きていたのか。神から与えられた恐ろしい能力とは。そして「夜伽奴隷」の生活とはどんなものなのか…。
すれ違ってばかりのカザンとエリナは、お互いの気持ちを伝えあうことができるのでしょうか。
漫画【互いに虜だった】について
作者 | RIDI / RubyChe |
ジャンル | 女性漫画 |
出版社 | RIDI |
どんなお話?
奴隷と王女として出会ったエリナとカザン。二人は愛し合う仲になりますが、そこには越えられない身分の差が…。
すれ違ってしまう二人は、戦争によって立場が逆転し、エリナはカザンの「夜伽奴隷」になってしまいます。
神から与えられたカザンの恐ろしい能力に震え上がってしまいますが、冷徹な態度をとってしまうカザンが、ちゃんとエリナの気持ちに気づいていくれるのか、そのあたりにも注目です!
物語の登場人物
- エリナ
パルシオン国の王女。父と兄から虐げられ、身勝手なことをすると暴力を振るわれる。カザンのことを愛していたし、愛し合う関係でもあった。離れ離れになってからも、カザンのことを忘れた日は一日もない。民のこと考え、優しい性格をしている。
- カザン
奴隷としてエリナのそばにいたが、実はアシャトラ国の第七王子。アシャトラの神に認められ、「人を灰にする能力」と「不死の身」を与えられた。愛していたエリナに裏切られたと感じ、再会したときには冷徹な男へと変わってしまう。
- アントニオ
エリナの兄であり、人間とは思えないほどの暴君。愛し合う二人を嘲笑うかのように、エリナの目の前でカザンを処刑した。自分中心の最悪な性格。

1話から10話まで読んだ感想:夜伽奴隷になった王女
エリナは、パルシオン国の王女ですが、王や兄からは酷い扱いを受けてきました。そんな生活の中でも、唯一心の支えとなってくれていたのが奴隷のカザン。
カザンとエリナは恋心を抱く仲でしたが、身分差が大きく結ばれることはありません。
そして、パルシオン国とカザンの国であるアシャトラ国は戦争に。エリナの兄の手によって、カザンは処刑され、エリナは塔に閉じ込められてしまったのです。
それから7年、アシャトラ国の勝利によって戦争は終結。処刑されるために塔から解放されたエリナは、アシャトラ王の前に引き出されますが、そこに座っていたのは、死んだはずのカザンの姿があったのです。
嬉しさでいっぱいになるエリナですが、カザンの口からは「夜伽奴隷にする」という信じられないものでした。
変わってしまったカザン
エリナとカザンは、王女と奴隷という関係だったけど、そこには愛がありました。兄と父から虐げられてきたエリナの心の支えはカザンだけだったし、カザンにとってもエリナは救いだったと思います。
処刑されたと思っていたカザンが目の前に現れたとき、エリナは神に感謝するほど幸せな気持ちだったようですが、冷徹な男になってしまったカザンをみてしまうと胸が苦しくなりますよね。
エリナの愛は本物だけど、その気持ちが伝わるのはまだまだ先になりそうです。
カザンの力
カザンの手によって、エリナの兄のアントニオが処刑されることになりますが、その方法がとんでもない…。アシャトラの神に認められたカザンは、「人を灰にする能力」を持っていることが発覚したのです。
カザンの血にふれたアントニオは、あっという間に灰にされて死亡。こんな恐ろしい能力は、いつ身についたのでしょうか。エリナでさえ、そんな能力を持っているとは知らなかったようです。
カザンの考えが読めない
カザンにとってエリナは、敵国の王女なので殺したいほど憎い存在。だけど、なんだかんだと手元に残して、大事にしているように見えます。
かける言葉や暴力はありますが、自分の寝室の隣に部屋を与えたり、「一生そばにいろ」と言ってみたり、カザンも自分の気持ちに葛藤しているように思えます。
エリナとカザンは、互いの気持ちを言葉にできないため、すれ違ってばかり。ヤキモキした状況がまだまだ続きそうです。
【見どころ】『互いに虜だった』のオススメポイントはココ!
【見どころ】
- カザンの能力
- カザンとエリナの関係
カザンの能力
「人を灰にする能力」をもつカザンですが、この能力を今後どう使っていくのか、この能力が開花したときのストーリーなど、まだまだ多くの謎が残されているので、それが解明されることにも期待しちゃいます!
カザンは、アシャトラの神に認められて能力を手にしたようですが、なぜカザンが選ばれたのでしょうか。カザンの過去になにか関係しているのでは…と考えてしまいます。
カザンとエリナの関係
カザンとエリナは、お互いを想い合う存在だったはずなのに、身分差や敵国同士といった環境のせいで、なかなか両想いになることがありません。
以前は、ラブラブだったからこそ、今の二人の姿は目を覆いたくなるほどツラいですよね。
立場が逆転してしまったカザンとエリナが、昔のようにラブラブな関係に戻ることができるのか、すれ違いが解決してお互いの信頼を取り戻すことができたらいいなと思ってしまいます。

早く二人の仲睦まじい姿をみてみたいです!
まとめ
王女と奴隷という関係で愛し合ってしまったエレナとカザン。
しかし、戦争を終えて再会したときには、身分は逆転。「夜伽奴隷」としてカザンの相手をすることになったのです。
すれ違ってばかりの二人は、お互いの想いを知ることができるのでしょうか。
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