『花に雨、彼女には彼』は、彼氏からプロポーズされない主人公が女性用風俗にハマってしまう切ない大人ラブストーリー作品です。
彼氏のポケットから見つけてしまったのは風俗の名刺。問い詰めると「若い子に癒されたかった」といわれてしまいます。
自暴自棄になったときにテレビ聞こえてきたのは、元カレとそっくりなことを話す女性風俗のキャスト。一つの淡い期待を抱きつつ、風俗の予約をいれてしまうのです…。
漫画【花に雨、彼女には彼】あらすじと登場人物
ここでは、物語のあらすじをご紹介します。まずは、登場人物を簡単にまとめていきます。
美月 | 長くつきあっている彼氏がいるが、なかなか結婚の話がでないことにヤキモキしているOL。友達や後輩に先を越され焦る気持ちが強くなるが、彼氏の前では結婚の話はできていない。彼氏に対する不満はあるが、本人にいえず自分の中にため込んでしまう性格。かなりの音痴。 |
凰太 | 美月の彼氏。仕事がデキる男のようで、同期の中でも出世コースにいる。相談なしで大金を使ってしまう性格で、美月との将来を考えている様子はない。どことなく美月をみくだしている。 |
シュウ | 女性用風俗のキャスト。美月の元カレと似た名前であり、同じ口癖を話す。田舎から状況してきたばかりのようで、穏やかな方言がチャームポイント。美月の本心を簡単に暴いてしまうイケメン。 |
結婚しない彼氏
美月は、長い間付き合っている彼氏の凰太と同棲中。仕事がデキて、優しい凰太と幸せいっぱいな日々を過ごしているはずなのに、「結婚」の二文字が出てこずモヤモヤしています。
友達や後輩たちは、順調にプロポーズされているのに、なぜ私だけ…。「選ばれない自分」を痛感するたびに、落ち込んでしまいます。
凰太は、話を聞いてくれない、目を見て話しをしてくれない、家事は美月に丸投げ。さらには、風俗に通っていることが発覚したうえに、「若い子に癒されたい」と開き直る始末です。
女性用風俗へ…
TVから流れる言葉に耳を傾けていると、そこには忘れられない元カレの口癖を話す、女性風俗のキャストが映っていました。「もしかすると…」と淡い期待を抱いてしまった美月は、凰太に内緒で予約。
当日になり、「キャンセルした方がいいのでは」という気持ちと、「元カレなのでは…」と期待する気持ちに葛藤しながら、キャストの到着をまちます。そして、美月の前に現れたのは…。

【花に雨、彼女には彼】見どころをご紹介
この作品の見どころは以下の通りです♪
- 凰太と美月の関係
- シュウとの出会い
凰太と美月の関係
長く付き合っているからこそ、気遣いや優しさを見失ってしまう「大人の恋愛」に注目です。すれ違っている二人は、このまま別れへと突き進んでしまうのか。
“風俗”というお互いの罪悪感のせいで、これから関係が変わってしまうのか気になります!
シュウとの出会い
「元カレかも」と期待してしまった美月が出会ったのは、女性用風俗で働くシュウ。元カレとは別人だったことに落ち込みますが、シュウは優しくて、女性扱いしてくれて、美月が忘れていた気持ちを思い出させてくれる存在です。
客と店員という関係から関係が深くなりそうですが、美月はどんな未来を選択していくのでしょうか。このまま風俗に沼っていくのか、ドキドキの展開が続きます。
【花に雨、彼女には彼】を読んだ感想・レビュー(ネタバレあり)
凰太のクズっぷりにドン引き
いくら仕事がデキるからといって、美月への態度がひどすぎてドン引きです。洋服は脱ぎっぱなし、使ったお皿は出しっぱなし、注意をすると逆ギレするなんて、典型的なモラハラですよね。
女性の貴重な時間をつかっている自覚はなく、プロポーズの気配はゼロ。美月が持って帰ってきた結婚情報誌を、あからさまに捨てる姿は、まるで悪魔です。
ためこむ美月にモヤッと
凰太との結婚を意識しつつ、プロポーズしてくれないことになにも言えずに、なんでも抱え込んでしまう美月にモヤモヤです。
「結婚しないなら別れる」と言ってしまえばラクですが、またイチからお付き合いする人を探す労力を考えると…現状にすがりたくなる気持ちはわかります。
若いころの恋愛とは違って、相手の気持ちを考えすぎてしまうことや、行動に移せない気持ちなど、大人女子が共感しちゃいます。
シュウに沼る
イケメンのシュウが担当になるなんて、ホストのように沼ってしまうこと間違いなし!美月のように、彼氏との関係に悩みを持っている女子が、イケメンに優しくされたらイチコロですよね。
このままズルズル沼ってしまうと、凰太との関係は破綻一直線。風俗の怖さが待っているような気がします。
シュウは、美月に「カワイイ」など褒めてくれますが、これはあくまでキャストだから。美月がこれを本気にして、お金も時間も無駄にしないといいのですが…。
美月の態度からは、ハマってしまう予感しかしません。
【結末予想】ラストはどうなる?
『花に雨、彼女には彼』のラストは、「凰太とも別れ、シュウとも決別する」と思います。
シュウと出会い優しくされ、一度は心揺れる美月ですが、きっと思いとどまり自分自身を見つめ直すことになりそう。
そして、自分を大切に思ってくれない凰太とは別れ、別々の道を歩んでいくと思います。
シュウと本物の恋に発展することも考えましたが、やっぱりシュウの態度は「キャストだから」。この気持ちが本物の愛に変わることはなさそうです。
二人と決別してからはじめて、美月の新しい人生がはじまると思います。
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