漫画『映画は予告編の後に始まる』【ネタバレあり感想】1本のビデオテープから明かされる15年前の真実!

少年・青年コミック

今回は、高校時代の初恋と仲間との絆、そして突然の別れから始まる青春ミステリー『映画は予告編の後に始まる』をご紹介します!

映画部で過ごしたキラキラと眩しい日々、そして突然この世を去った少女の存在――。

タイムカプセルをきっかけに止まっていた時間が再び動き出し、仲間たちと共に隠された真実を探ろうとする物語です…!

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【映画は予告編の後に始まる】基本情報

作者 藤原嗚呼子
ジャンル 女性漫画
出版社 小学館
レーベル ビッグコミック / ビッグコミックス

『映画は予告編の後に始まる』は、藤原嗚呼子先生による青春群像ミステリー漫画です。

主人公・奏多は、高校時代に映画部で仲間たちと共に青春を過ごし、夢を追いかけていました。しかし、初恋の相手・茜を突然失ってしまいます…。

それから15年後、母校で行われたタイムカプセルの開封式をきっかけに仲間たちと再会。そこで明らかになる驚きの映像と蘇る記憶を通して、止まっていた青春が再び動き出し、謎と交差していくストーリーとなっています!

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【映画は予告編の後に始まる】どんな物語?

再会とタイムカプセル

社会人として東京で暮らす奏多は、かつて通っていた高校のある京都を15年ぶりに訪れていました。

きっかけは、東京で再会した同級生から「高校時代に埋めたタイムカプセルの開封式」が行われると聞いたこと。

そのタイムカプセルは、奏多が所属していた映画部と演劇部の仲間たちと一緒に埋めたものでした。

しかし、奏多はその集まりにあまり乗り気ではなく…。

過去の記憶が蘇る中、母校に足を運んだ彼は、映画部で助監督を務めていた二村や、現在は女優となった元演劇部のカオリと久しぶりに再会します。

謎めいたビデオの存在

高校時代、奏多は二村と微妙な関係を残したまま卒業していました。

15年前――奏多たちが制作した映画のヒロインであり、彼の初恋相手でもあった茜が“自殺”として亡くなったことをきっかけに、奏多は自暴自棄となり、自分たちが作り上げた映画を消してしまったのです。

やがて時を経て関係は落ち着きを取り戻し、迎えたタイムカプセルの開封!

中には「春田茜」と記された封筒もあり、入っていたビデオテープには茜の姿や当時の映画制作の裏側が映されていましたが…?

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深まる15年前の謎

茜の残したビデオテープには、彼女が誰かに襲われている音声が記録されていたのです…!

その音声を聞いた奏多は、茜が亡くなった裏に何かが隠されていることを確信し、二村にも協力を仰いで茜の死の真相を調べることに。

その後、東京に戻った奏多はカオリと再会し、思い出話に花を咲かせます。

話題は自然と茜のことにも及び、そこでカオリから思いもよらない言葉を告げられて…!?

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【映画は予告編の後に始まる】見どころをご紹介

衝撃的な出来事の発覚!

注目したいところは、やっぱり奏多の初恋である茜の死に隠されている謎です。

高校生時代、明るく元気だった彼女の死に、奏多も疑問を抱いていたようですが、時を経て衝撃の事実が明らかになるなんて…!

しかも、想像以上に嫌な事実が隠れていそうですね。

今のところ誰がどのように関わっているのかわかりませんが、これからの展開がとても気になります!

予測不能の人間関係

ただのミステリー要素だけでなく、仲間それぞれの想いや距離感が丁寧に描かれているのも本作の大きな魅力です!

真実を探る中で少しずつ浮かび上がる人間関係の複雑さ…。

登場人物それぞれの視点が描かれることで、謎が進むほど人間模様も鮮やかに浮かび上がります。

謎解きと青春ドラマのバランスが絶妙で、つい惹き込まれてしまいました!

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【映画は予告編の後に始まる】を読んだ感想

突然のミステリー展開にドキドキ!

輝いていた青春時代の思い出と仲間たちとの再会…。

穏やかに始まった物語が一変し、不穏な空気が漂い始めた瞬間には、思わずゾクッとしましたね。

茜が残した1本のビデオテープには衝撃的な音声が残っていて、当時の茜に何が起こったのかを想像すると胸が締め付けられます…!

読み進めるたびに疑問はどんどん深まって、「この先どうなるの…!?」と夢中でページをめくってしまいました。

それぞれの隠し事

“青春”を一緒に過ごした高校時代の仲間たちと、久しぶりに再会して楽しい時間を過ごすかと思いきや…。

茜の残した映像をきっかけに、二村やカオリにも何か秘密がありそうな予感がしますね。

お互いの性格や人柄は理解しているつもりでも、大人になって落ち着いた視点で振り返ると、新たに見えてくるものがあるのかもしれません。

今後、それぞれが隠してきたことが明らかになったとしても、みんなの関係性にヒビが入らないことを願っています…!

丁寧で温かみのある絵柄!

ストーリー展開のドキドキ感もさることながら、本作は絵柄の魅力も大きく、読めば読むほど物語に惹き込まれていきます!

藤原先生はこれまでオフィスものの作品も手がけていますが、とにかくどの作品も作画が丁寧で柔らかく、特にカラーイラストには温かみが溢れまくっているんです…!

今作でも、高校時代の“キラキラした青春の1ページ”が絵から鮮やかに伝わってくるようでしたね。

一方で、衝撃的なビデオ映像のシーンでは、不穏な空気が迫り来るようで、強烈なインパクトがありました…。

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【結末予想】『映画は予告編の後に始まる』のラストはどうなる?

物語の結末では、やはり「茜の死の真相が明らかになる」のではないでしょうか。

その真実によっては、仲間たちの関係性が大きく変わってしまう展開もありそうですね。

再会した奏多たちが、それぞれの視点から過去を振り返ることで、当時は見えていなかった茜の姿や、仲間たちの本当の人物像が浮かび上がってくるのではないかと感じました…。

個人的には、直接的ではないにしても、茜の死に奏多が何らかの形で関わっているのでは…と予想しています。

さらに、カオリや二村の意味深な言動の真意も気になりますし、物語にはまだ多くの謎が散りばめられていますね…!

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