漫画【ジョオウバチ～巣の中の支配】ネタバレありの感想まとめ！たどり着いたのは化け物の村？

今回紹介する漫画『ジョオウバチ～巣の中の支配』は、山の中を彷徨っていた主人公が不思議な村にたどり着く作品です。

板垣柊は不器用な性格ながら妻と息子と幸せな家庭を築いていました。しかし、妻と息子は突然殺害され、柊は被疑者を憎むようになります。そして復讐を果たした後、山の中を彷徨っていると不思議な少年と出会い……。

本記事でそんな『ジョオウバチ～巣の中の支配』のあらすじや感想をネタバレありで解説していきます。

【ジョオウバチ～巣の中の支配】のあらすじ分かりやすく解説！

板垣柊は実の父親に憧れていましたが、父親が事故死してしまい理想の父親が何なのか、父のどこに憧れていたのかを探していました。そんな中、妻と出会い、子どもをもうけます。

理想の父親が何なのかはわからないままでしたが、2人を幸せにすることを誓い生活していました。しかし、突然妻と息子が何者かに殺されてしまい、絶望します。柊は被疑者を恨みました。

被疑者を恨んだ柊は復讐を果たして山の中を彷徨います。そして神秘的な現象に遭遇すると、少年が突如として現れました。少年は山で、１人で遊んでおり、柊が見たものを偶然同じように見たようです。

柊は少年から近くに村があることを聞き、村に送り届けることにします。村に着くと村人たちは柊を歓迎し、もてなしてくれました。しかし、半ば無理やり参加させられた歓迎会で村人たちの異常な言動を目撃します。

村人たちは少年の母でもある村長をかなり慕っているようです。歓迎会の翌日、柊は村長と会うことになりました。村長は妖艶な美女で柊はドキッとしてしまいます。

しかし、突如として豹変する村長。柊は村長や村人から追われることになります。柊の運命は？そして少年や村長の正体とは？

悩みを抱えながらも家庭を持った柊はとても幸せだったと思います。その幸せを奪った犯人は許せませんね。しかし、犯人は本当に被疑者だったのかはわかりません。

柊は復讐を果たしましたが、実際のところは誰が犯人だったのか気になります。また、柊は復讐をしたことで救われるようには思えないので、今後はさらに状況が悪化することも考えられるでしょう。

柊は幼少期から父に憧れていましたが、そのおかげでかなり体力があるようです。このことも今後活かされるような気がします。自分のこれまでの悩みや不安が解消されることもあるかもしれませんね。

不思議な少年・波瑠は柊が見た不思議な現象を見えたと言っています。波瑠には特殊な力があるのでしょうか？

また、柊は波瑠が自分の息子と重なり、気が気でならないようです。柊の父親としての優しさや家族思いなところが滲み出るシーンですね。

波瑠は村人からも特別な存在のように扱われていますが、その理由については明かされていません。単に村長の息子だからというわけではなさそうなので、とても気になります。村の風習に関係ありそうなので続きが楽しみです。

村長は妖艶な美女・容子でしたが、彼女は本当に波瑠の母親なのかはわからないと思います。もしかすると血縁関係はないのかもしれません。そして、豹変した姿には驚きました。容子の正体は化け物なのでしょうか？

村人たちも村長に対しては異常な言動を見せるのも怖かったです。容子が村人たちに何をしたのか気になりますね。容子の正体、行動する理由が明かされるのが待ち遠しいです。

容子はタイトル通りの「ジョオウバチ」だと考えられます。彼女に支配されていた村や村人たちですが、柊が容子を撃退し村は助かり、波瑠を村の外に連れ出すことにも成功すると思います。

しかし、柊はただでは済まないでしょう。復讐をしてしまった柊は罪を償うために犠牲になるのかもしれません。本作品には柊や波瑠以外にも重要となりそうな人物が登場するので、共闘することが予想されます。

その人物と波瑠だけが助かるのではないでしょうか？

作品に登場する村は山の奥地にあり、孤立しているようです。そんな村で起こる異常な様子を見せる村人たちや村長の容子はゾクッとします。

明らかに不思議な印象を受ける孤立した村で何が行われ、これから柊がどのような結末を迎えるのか？

風習や決まり事もあるかもしれません。村の不気味なところが見どころです。

村長の容子は子どもがいるようには思えないほど美しく、男性なら思わず見とれてしまうような魅力があります。彼女の妖艶さも見どころの１つです。

柊に正体を明かすところは非常に恐ろしいですが、それでいて人間的な部分もあり、怪人のように見えます。彼女の正体や目的が明かされるのも楽しみですね。

「ジョオウバチ～巣の中の支配」は森を彷徨っていた主人公が不気味な村で化物に襲われるホラー作品です。思わずゾクッとしてしまうシーンも多く、ホラー好きおすすめの作品になっています。ぜひ手に取って読んでみてください。