漫画『シルバーツリー』は、戦火のなか一生懸命いきぬく主人公が憧れの騎士と出会いますが、両親を殺した騎士団に所属していたという物語となっています。
心惹かれる騎士は敵なのか、味方なのか。主人公に向けてくれた優しさは嘘だったのか。
主人公に片想いする騎士の切なすぎる本音と、すれ違ってしまう二人の結末に注目です!
漫画【シルバーツリー】はこんな作品!
作者 | studio0103 / Yeonsaeng / YoonSo-Rie / ROKMEDIA |
ジャンル | 女性漫画 |
出版社 | Studio Moon 6 |
レーベル | ROK MEDIA |
『シルバーツリー』は、韓国の小説が原作となっており、コミカライズ化した作品となっています。美しすぎる絵が魅力的です!
物語の内容
主人公のレアは、美しい騎士に憧れるどこにでもいる少女。戦火を生きており、ピンチを救ってくれたのが美男子の騎士バルタだったのです。
しかしバルタは、両親殺した神殿騎士団の一員。敵なのか味方なのか、さまざまな思惑に翻弄されるレアは、一体どんな未来が待ち受けているのでしょうか。
惹かれ合う二人が幸せになる未来が待っているのか、それとも…。

最後の最後まで見逃せない展開となっています!
メインキャラクターの紹介
- レア
金属細工師の父と、第3子を身ごもっている母、4歳になる可愛い妹と4人暮らし。金属細工師の父の元で、細工師として腕を磨いている。美しい騎士に憧れをもつ、優しく、明るく、活発な女性。父の依頼で、団長に鞘を渡すことになっているが、この鞘には大きな秘密が隠されている。
- バルタ
神殿騎士団の見習い騎士。男女問わず虜にするほどの美しい容姿をもっている。そのため、常に顔を隠しながら生きてきた。団長と訪れた金属細工の店で、レアと出会う。身元を伏せていたため、戦場で再会したときにレアに認識されることはなかった。

【1話~5話の感想】憧れの騎士だけど…
~ 1話から5話まのであらすじ ~
レアは、「いつか騎士様と運命の出会いがある」と夢見る少女。金属細工師の父と母、妹の4人暮らしです。
戦争の炎に包まれた街で生きてきたレアたちは、船に乗って逃げようと試みますが、そのタイミングで母が産気づき逃げることができません。
そんな時、父から「これを神殿騎士団の団長に届けろ」と鞘を預かることになったのです。
団長の元へ走るレアを助けてくれたのが、騎士であるバルタ。レアが夢見た美しい騎士にピッタリな男性です。
鞘を届け終えたレアは、バルタとともに自宅へ戻ると、そこには両親の亡骸が転がっているのです。
絶望の淵に立たされたレアですが、4歳になる妹だけは生存。その口からは、味方であるはずの神殿騎士団が親を殺したというのです。
レアの境遇が可哀そう
両親を一度に亡くしてしまったショックは、かなり大きいと思います。でも、大好きな妹が残っていたのは、不幸中の幸いですよね。
母親が産気づかなければ、家族みんなで逃げることができたのに…。多くの後悔が残ってしまいそうです。
デルタは敵?味方?
レアは、どこにでもいる少女のような憧れをもち、「いつか騎士が迎えにきてくれるかも」と願っています。
そんな時に出会ったのが、神殿騎士団であるバルタ。めちゃくちゃ美しすぎて、女性たちもボーっとしてしまうほど。
こんな美しい男性が世の中にいるのか!?と疑ってしまうレベルです。
バルタは、めちゃくちゃ優しくて、超紳士的。騎士がピッタリの男性です。
レアの憧れに合っている男性ですが、両親を殺した神殿騎士団に所属していると知ると、バルタを見る目が変わってきますよね。
両親を殺したのは、本当の神殿騎士団なのか、バルタも手を組んでいたのか、まだまだ多くの謎が残されています。
【6話~10話の感想】バルタの気持ち
~ 6話から10話まのであらすじ ~
レアの妹は、神殿騎士団が自宅を襲ったさいに、「“鞘の秘密”を知った者はみな殺しにする」という会話を聞いていました。
そのため、バルタから逃げるため、レアは妹と一緒に自宅を飛び出してしまうのです。
レアと妹の後ろ姿を見守ることしかできなかったバルタ。実は、バルタはずっと前からレアに片想いしていたのです。
美しい顔をもつバルタは、ずっと周囲から疎まれる存在。しかし、そんなときに出会ったのがレア。
ありのままの自分を受け入れてくれて、明るく優しいレアに惹かれていきます。
しかし、神殿騎士団は結婚できないルール。団長からは「今のうちに諦めろ」と言われてしまうのです。
レアの気持ちに共感!
レアは、バルタに惹かれる一方で、両親を亡き者にし、妹を極限の状態に追い込んだ神殿騎士団を信じることはできませんよね。
いくらバルタが優しくても、今は小さい妹を守ることを優先してしまいます。
このときに、バルタが今までの片想いの経緯を話したり、自分の気持ちを伝えていたら、また違った道があったのかなと思います。
両片想いの二人をみていると、なんだかもどかしい気持ちになってしまいます。
バルタの片想いが切ない
バルタは、あまりにも美しい顔を持っているため、男女問わず狙われてしまいます。そのため、ずっと顔を隠してレアと会っていましたが、心の中ではレアに惹かれていきます。
結婚できないと知りながらも、どんどんレアに惹かれていくバルタ。この気持ちを考えると、胸がキュッとなってしまいますよね。
自分から逃げてしまったレアのことを、どんな気持ちで見守っていたのか、胸が張り裂けそうになってしまいます。
【シルバーツリー】最終回結末の展開を徹底予想!
バルタは本音を伝えることができる
戦争が繰り広げられるこの世界で、騎士団と平民として出会ったレアとバルタ。今の状況では、両想いになったとしても、一緒にいることはできません。
でももう一度、バルタとレアが再会することができるとしたら、きっと素直にレアへ気持ちを伝えることができると思います。
すれ違ってしまう二人が、本音を話す機会ができるといいですね。
レアとバルタは結婚する
もしレアとバルタが両想いになったとしても、バルタが神殿騎士団である以上、結婚することはできません。
でもバルタが、騎士団を辞める可能性も低いので、一体この二人はどうなってしまうのでしょうか。
きっとバルタは、レアを諦めることはないと思うので、結婚できる方法を考えてくれると思います。
まとめ
戦争の中で生き抜くレアは、憧れの騎士バルタと運命の出会いを果たします。しかし、両親を殺したのは、バルタの所属する騎士団…。
一体だれを信じたらいいのか、バルタの想いを知らないレアは、ただただ逃げるしかなかったのです。
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