今回ご紹介する漫画『人生もっとうまくやれたのに 港区女子の絶望と幸せ』は、華やかな生活を夢見て上京した主人公が、きらびやかな生活と絶望を味わう作品です。
田舎で育った小川美春は華やかな生活を夢見て大学進学を機に上京。しかし、東京暮らしはお金がかかり、自分が思っていたような生活はできませんでした。惨めな思いをしていた美春でしたが、ある人物と知り合ったことをきっかけに人生が変わっていきます。
漫画【人生もっとうまくやれたのに 港区女子の絶望と幸せ】作品情報
作者 | うみの韻花 |
ジャンル | 女性漫画 |
出版社 | KADOKAWA |
レーベル | コミックエッセイ |
「人生もっとうまくやれたのに 港区女子の絶望と幸せ」は、うみの韻花先生の作品です。きらびやかな生活を夢見た女子大生が港区女子の沼にはまっていきます。
「どろどろとした作品を読みたい」「港区女子のリアルな部分を知りたい」といった人におすすめの作品です。
始めは普通の女子大生だった美春が港区女子に染まっていき、金銭感覚や価値観が変わっていく姿はリアルで怖さがあります。

【人生もっとうまくやれたのに 港区女子の絶望と幸せ】物語の内容(あらすじ)
憧れの東京へ
田舎で育った小川美春は、東京できらびやかな生活をしている同い年の学生をSNSで発見し、憧れるようになりました。そして、東京の大学に進学することを決意し、猛勉強の末に志望校に合格します。
憧れだった東京での生活に胸を躍らせる美春。しかし、現実は甘くはありません。家賃や学費、生活費でバイト代は消え、友達と遊ぶお金は限られていました。
運命の出会い
何のために東京に出てきたのか分からなくなった美春は、それでも生活するためにバイトを増やし疲弊していきました。そんな彼女に友人があるイベントに参加することを提案してきます。
自分に自信がなかった美春は乗り気ではありませんでしたが、書類選考を通過。そのまま参加することになります。そして、そこで出会った天海乃愛にあるアプリを紹介してもらいました。ここから美春の人生が変化していきます。
【人生もっとうまくやれたのに 港区女子の絶望と幸せ】見どころをご紹介
女子大生のリアルな現実
田舎から東京に出てきた美春は、学費や生活費を自分で支払うためにバイト漬けの毎日を送り、疲弊していきます。美春が働いている間も同級生は親に買ってもらった服やアクセサリーの話をし、どうしても育ちの違いを感じていきました。
このような家庭環境や自分の置かれた現状を考えてしまうシーンがとてもリアルで見どころです。理想と現実の違いに敏感になっていく美春はどこにでもいる女子大生なので感情移入してしまいます。
華やかな港区女子
美春は天海乃愛の紹介で港区女子として染まっていきます。最初は戸惑っていたものの、徐々に感覚が狂っていく美春。一緒に食事をしたり、飲みに行ったりするだけでお金がもらえるので、どんどん仕事を入れていきました。
このように、普通の女子大生が華やかな港区女子に変化していくところが見どころです。
【人生もっとうまくやれたのに 港区女子の絶望と幸せ】読んだ感想(ネタバレあり)
美春に共感
現実と理想のギャップに苦しんでいる人も多いと思うので、きらびやかな生活を期待して上京した美春に共感する人もたくさんいるのではないでしょうか?東京に進学した女子大生のリアルが描かれていると感じました。
美春が疲弊していく姿はとても可哀想でした。しかし、現実は甘くありません。社会で生きていく辛さが伝わってきました。
美春はどのように堕ちていく?
家庭環境や経済状況は人によって違うので、人と比べてしまう人も多いと思います。「何で自分だけが?」「お金がもっと必要」、といった考えになり、美春は変わっていきました。
しかし、これも仕方がないように感じます。そんな美春は華やかな港区女子を満喫します。ここからどのように堕ちていくのか、先が気になる展開です。
港区女子の光と影
港区女子は華やかイメージがありますが、実際は過酷な部分もあると思いました。光の部分だけを見ると楽にお金を稼ぐことができ、そのお金で豪遊する彼女たちに憧れてしまう人もいるでしょう。
しかし、港区女子の影の部分もこれから描かれていくようなので、とても楽しみです。
まとめ
「人生もっとうまくやれたのに 港区女子の絶望と幸せ」は上京した普通の女子大生が港区女子になったことで人生が変わってしまう作品です。
一度華やかな場所を経験するとすぐには抜け出せないのかもしれませんね。港区女子の光と影がわかる作品です。ぜひ手に取って読んでみてください。
コメント