漫画【盲獣の終わらない夜】全話ネタバレありの感想|物語の結末・最終回は?

少女・女性コミック

今回ご紹介する漫画『盲獣の終わらない夜』は、両親を救うために大罪を犯してしまったローズが、かつての英雄・エゼカイルの侍女となり罪を償いながら愛を紡いでいく物語です。

脅されていたとはいえ、決して許されない罪を犯してしまったローズ。

罪を償いたい気持ちは痛いほど分かりますが、真実が明らかになった時、エゼカイルはどんな反応を示すのでしょうか。

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漫画【盲獣の終わらない夜】はどんな作品?

作者 TeamMayday / HONGYURA / studioALIVE / 株式会社リバース
ジャンル 女性漫画
出版社 リバース
レーベル 恋々バニラ

作品の内容

漫画『盲獣の終わらない夜』は、韓国発のロマンスファンタジー!

原作小説「눈먼 짐승의 시간」は韓国の電子書籍配信サイトRIDIにて配信されており、本編129話、外伝10話で完結しています。

過ちを犯した両親を救うため戦争の英雄と呼ばれた将校の視力を奪った主人公が、贖罪のために彼の侍女となり、愛と罪の狭間で揺らいでいく物語。

エゼカイルは親身に支えてくれるローズを愛するようになりますが、光を奪った侍女を詳細に記憶しており、視力が戻れば罪から逃れる事はできません。

憎むべき相手と愛する女性が同一人物だと知っても、エゼカイルはローズを許せるのでしょうか。

物語の登場人物

  • ローズ

罪を犯した両親を救うため、エゼカイルの視力を奪った張本人。

偽名を使い侍女となり近付くと、罪を償うべく一生彼を支えようと決意する。エゼカイルの視力が戻る事を恐れている。

  • エゼカイル・バルデマエラ

バルデマエラ家の次男で、王の軍隊を率い“薔薇の戦争”を勝利に導いた英雄将校。

次期当主と噂されていたが、活躍を妬んだ兄に嵌められ視力を失ってしまう。視力を失ってからは光を感じるだけで猛烈な痛みに襲われ荒れていたが、献身的なローズに出会ってからは希望を取り戻していく。

  • アケナウス・バルデマエラ

バルデマエラ家の長男でエゼカイルの兄。

優秀な弟を妬み、跡継ぎの座を奪われる事を恐れて毒殺を試みた極悪人。ローズの両親を人質に取り、エゼカイルの殺害を命じた。

  • セルバ夫人

バルデマエラ家の使用人で、エゼカイルの元乳母。

エゼカイルを一人で支えていたが、献身的なローズを気に入り専属侍女に命じる。何故かローズの髪を赤色と誤解している。

【6話無料】盲獣の終わらない夜 - めちゃコミック
王の軍隊を率い、「バラの戦争」を勝利へと導いた英雄・エゼカイル。両親の過ちからバルデマエラ家の長男アケナウスに脅された侍女ローズ(リーザン)は、彼の視力を奪うという選択を強い...
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1話~5話の感想|許されざる罪

~ 1話から5話までのあらすじ ~

由緒ある名家・バルデマエラ家の次男・エゼカイルは“薔薇の戦争”を勝利に導いた英雄。

しかし、彼の活躍を妬んだ兄・アケナウスが雇った侍女により毒薬を浴びせられ視力を奪われてしまいます。

視力を失ったエゼカイルは別人のように荒れ、屋敷は“獣の館”と呼ばれていました。

一週間前に洗濯係として屋敷にやって来た侍女・ローズは、塞ぎ込んだエゼカイルを支えようと懸命にご奉仕します。

しかしローズの両親はかつてアケナウスの元で働いており、決して許されない過ちを犯し捕らえられていました。

何としても両親を救いたいローズは、アケナウスに命じられエゼカイルの視力を奪う事に成功。

両親は解放され日常が戻りますが、彼の苦しみを耳にしたローズは罪を償うべくエゼカイルの侍女になり側で支えようと考えて…。

贖罪の日々

ヒーローがクズ男という展開は良くありますが、ヒロインが何の罪もないヒーローを陥れた悪女という展開に興味を惹かれました!

主人公のローズは、両親を救うために命の恩人でもあるエゼカイルの目に毒薬をかけ視力を奪った張本人。

贖罪のためにエゼカイルを一生支えたいという気持ちは理解できるものの、犯した罪が消えるわけではありません。

エゼカイルの目が見えないのをいい事に、目や髪の色を偽り献身的に支える姿を白々しいとすら思ってしまいます。

エゼカイルの絶望

かつてのエゼカイルは英雄として称えられ、困っている人を放っておけない誠実な青年。

それが突然光を奪われたせいで酒と薬に溺れ、獣と呼ばれるほどに荒れていく姿に胸が痛みました。

ローズの両親も娘の罪を知りながら、何食わぬ顔で日常に戻ろうとするあたりとんでもないクズですね…。

こんな親を助けるためにエゼカイルの未来を奪ったのかと思うとやるせなくなります。

女学生時代のローズはエゼカイルに助けられ想いを寄せていた事も明かされましたが、脅されていたとはいえ恩を仇で返す姿にドン引きしてしまいました…。

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6話~10話の感想|希望の光

~ 6話から10話までのあらすじ ~

ローズとエゼカイルに運命を感じたセルバ夫人は、彼女を専属侍女に任命。

突然の出来事に戸惑いながらも、エゼカイルが自分の視力を奪った侍女を探していると知ったローズは震え上がります。

エゼカイルから容貌を聞かれたローズは髪と目の色を偽ると、犯人像からかけ離れた姿と思わせる事に成功。

専属侍女として支えながら、医者が来る度に視力の回復は見込めないと言われ荒れるエゼカイルの姿に心を痛めていました。

ローズが酒と薬のせいで幻覚を見始めたエゼカイルを案じる中、ついに彼の視力を治せる可能性を持つ医者・ブリマン博士が現れます。

一縷の希望をかけ辛い治療を開始したエゼカイルは、酒と薬を絶ったせいで酷い副作用に悩まされるように。

地獄のような日々を過ごすエゼカイルを支えるため、ローズは公私ともに寄り添うようになって…。

ローズの想い

“命の恩人であるエゼカイルの役に立ちたい”というローズの想いは、嘘偽りもなく真実なのでしょう。

どうしても罪を償いたいのなら自分が犯人だと名乗り出れば済む事なのに、容姿を偽り献身的な侍女を演じるあたり、許して欲しいと願っているように見えます。

エゼカイルは自分の未来を奪った侍女とアケナウスを憎んでおり、二人への復讐が生きる原動力となっている状態。

今はエゼカイルとセルバ夫人から信頼されているローズですが、真実が明かされた時にどうなってしまうのか気になるところです。

治療の開始

エゼカイルは視力を奪った侍女の容姿を詳細に記憶しており、視力が回復すればローズ=犯人だと見抜くと思います。

二人に復讐したい一心で辛い副作用に耐えながら、治るかどうかも分からない治療を続けるエゼカイルの姿に涙…。

懸命に支えてくれるローズが、光を奪った張本人だとは夢にも思っていないでしょうね。

ブリマン博士の治療が成功するかどうかは分かりませんが、もし視力が回復すればローズの素性が暴かれるのも時間の問題。

全てを知ったエゼカイルはローズを許せるのか、お話の続きが気になります!

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【結末予想】物語のラストはどんな展開を迎える?

これまでのストーリーから結末を考えてみます。私が予想するラストは以下の通り。

  • ローズの正体が暴かれる
  • エゼカイルがローズを許す

原作は完結していますが、果たしてどんなラストが待っているでしょうか。

ローズの正体が暴かれる

ブリマン博士との出会いにより、視力回復に向けて治療を始めたエゼカイル。

今は希望が見えない状態ですが、治療を続けるうちに少しずつ視力が回復していくと予想しています。

やがてローズ=犯人だと知ったエゼカイルは、愛と憎しみの狭間で混乱してしまうのではないでしょうか。

エゼカイルがローズを許す

光を奪った犯人を憎みながら、エゼカイルは側で支えてくれるローズを愛するようになると予想。

辛い治療に耐えられているのもローズのおかげですし、視力回復後には幸せな未来を描いている事でしょう。

もしローズが犯人だと明かされても、これまでの献身や事情を知れば全てを許し受け入れると思います。

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まとめ

『盲獣の終わらない夜』について紹介しました。

両親の命と引き換えに、英雄将校の視力を奪う大罪を犯したローズ。

贖罪のため彼に近付いたローズは献身的に支えますが、真実を明かせず苦しんでいました。

被害者×加害者の禁断の恋の行方が気になります!

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