【ただの総務ですが、なにか?】は、横柄な態度をする上司に悩む社員を総務の女性が守り、会社の環境を良くしていく作品です。
白山奈緒は急な同僚の退職で仕事量が増え、毎日忙しい日々を送っていました。そんなある日に大手企業から中途採用された鳳敏正が上司として入社してきます。
鳳は元大手社員であることを盾に横暴を繰り返していました。そこで奈緒は総務の佐々岡まどかに相談することにするのですが……。
本記事でそんな『ただの総務ですが、なにか?』のあらすじや感想をネタバレありで解説していきます。
ただの総務ですが、なにか? 基本情報
作者 | かんようこ、川越千 |
ジャンル | 青年漫画 |
出版社 | めちゃコミックオリジナル |
掲載誌 | コミックほげっと |
「ただの総務ですが、なにか?」は原作・川越千先生、漫画・かんようこ先生の作品です。総務部の地味な社員・佐々岡まどかはできる社員であり、他の社員の悩みを解決していきます。
絵もきれいで読みやすく、ストレスのたまる上司に対してまどかが最後にスカッとさせてくれるのでストーリーも気になってしまう漫画です。
ただの総務ですが、なにか? ネタバレあらすじ!
まずは、『ただの総務ですが、なにか?』の登場人物を簡単にご紹介します。
- 佐々岡まどか
総務部の社員。地味で愛想はないがPCに強く、仕事ができると噂になっている。しゃべるのは苦手で人前でもチャット画面で会話する。彼女の提案でハラスメント相談窓口が設置され、その担当となる。
- 白山奈緒
政策部の社員。学歴はないがアルバイトから正社員になるなど実力が認められている。鳳の問題行為に頭を悩ませている。
- 鳳敏正
大手企業から中途採用で入ってきた新入社員。帰国子女で英語はできるものの仕事は他人任せですぐにマウントをとるなど問題行動をとっている。
- 只野部長
政策部の部長。人は良いが人望は薄い。
1話~2話:総務部のできる社員
白山奈緒は同僚が1人辞めてしまい、仕事量が増えて困っていました。そんな中、中途採用で鳳敏正が管理職として入社してきます。鳳は大手企業で働いていた経歴があり、やっと人員補充されることに喜んでいたのですが……。
鳳は元大手企業出身であることを盾に問題行動を繰り返してきます。しかし、上司であるため奈緒も言い返すことができません。鳳に対して困っていた政策部でしたが、総務部の佐々岡まどかだけは鳳に正論をぶつけます。
▶ 感 想
奈緒の職場は上司が揃って仕事ができず、ストレスのたまる環境だと思います。そんな中でまどかが正論を言って鳳を黙らせるシーンは少しスカッとしました。しかし、鳳も黙っていないようで、何かを考えているようです。まどかは大丈夫でしょうか?
3話~4話:まどかの案内とは?
政策部は鳳が入ったにもかかわらず、仕事をまともにしない鳳のせいで仕事量は増す一方でした。また、鳳は仕事を他人任せにするだけでなく、契約を取れなかった理由を他人にするなど、問題行動がエスカレートしてきます。
会社や上司の対応がよくないためストレスを抱えることになった奈緒。それでも気を取り直して仕事をしようとしていると、全体メールでまどかからある案内が伝えられます。
▶ 感 想
会社や上司がよくないと職場環境が悪くなるのがとても共感できました。鳳の行動も問題ありますが、只野部長の対応にも大きな問題があるようです。職場環境は悪くなった中で、救いのようなまどかの案内が送られてきましたね。奈緒たちの悩みは解決するのか気になります。
5話~6話:まどかが鳳と対決!
まどかの全体メールの案内から、彼女のいる総務部に来た奈緒たち。奈緒たちは鳳の問題行動に対して相談していきます。丁寧に相談を聞いていくまどか。
奈緒は話を聞いてくれただけで心が軽くなりましたが、まどかはそれだけ問題の解決になっていないと語ります。まどかは真剣に問題を解決するために奈緒たちにあるお願いをしました。
そして、1週間後。まどかは政策部に向かい、鳳と話すことになります。
▶ 感 想
まどかは話すことが人と話すことが苦手なようですが、親身に奈緒たちの話を聞き、その解決に動こうとしてくれるので今後が楽しみですね。鳳との一件もこれで収まりそうでよかったです。まどかは今後も活躍していきそうなので、会社環境を良くしていってほしいですね。
最終回、ラストの展開予想!
会社全体が働きやすくなる
まどかは最終的に奈緒の会社の職場環境をよくすることができると思います。上司たちはかなり問題があるようなので、その都度まどかが活躍してくれるでしょう。
そして、上司の入れ替わりや態度の改めなどで、奈緒たちは働きやすくなると思います。また、奈緒とまどかは友人になるかもしれませんね。
まどかは転職する
まどかは奈緒の会社をよくした後、また別の会社に転職するかもしれません。仕事のできるまどかですが、今回は中途採用ということでした。
そのため、会社をよくした後はやることがなくなり、転職するのではないでしょうか?
ただの総務ですが、なにか? 見どころ
まどかが正論で上司に立ち向かっていくところがみどころです。
総務の社員でありながら、仕事ができるだけでなく労働基準法の知識も持っているまどか。彼女は他の社員にとって強い味方です。
地味でさえないように見えるまどかが啖呵を切るところは迫力があります。
まとめ
「ただの総務ですが、なにか?」は地味で不愛想な佐々岡まどかがハラスメントを繰り返す上司たちを正していく作品です。
上司たちのハラスメントは辛くなりますが、まどかが最後にスカッとさせてくれるので読んでいて爽快感があります。ぜひ手に取って読んでみてください。
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