話題の恋愛ファンタジー『偽りの婚姻で愛をあざむく』についてご紹介します!
不遇な立場にある領主の令嬢・エレナ。孤独だった彼女の心を支えてくれたのは、“人質”として迎えられた他領の次期領主・ルークでした。
しかし、その穏やかな時間も長くは続かず―。やがてルークに悲惨な運命が待ち受けていることを知ったエレナが下した決断とは…。
漫画【偽りの婚姻で愛をあざむく】について
作者 | CHIEKO.T |
ジャンル | 女性漫画 |
出版社 | めちゃコミックオリジナル |
レーベル | COMICホリデイ |
作品の内容
この作品はCHIEKO.T先生によって生み出された恋愛ファンタジー作品。
「めちゃコミックオリジナル」として独占配信されており、その美しい世界観に惹きこまれます…!
舞台となるのは、中世ヨーロッパ風の世界。貴族社会ならではの政治的な駆け引きの中で、真実の恋が芽生えていきます。
“政略結婚”で結ばれたエレナとルークは、互いに想い合いながらも立場の違いによって距離を縮められません。
そのもどかしさに加え、政略結婚ならではの緊張感が物語を盛り上げ、読者の心を掴む魅力的なシーンが次々と登場します♪
物語の登場人物
- エレナ
アシュフィールド領を治める領主の娘。複雑な出生により父から疎まれているが、気品と優しさを兼ね備えている。
“人質”として滞在するルークに密かな想いを抱えているものの、立場の違いからその気持ちを自ら隠そうとしており…。
- ルーク
チェンバース領の次期領主。エレナの父の策略により、アシュフィールド領で“人質”として滞在することに。
エレナを想っているからこそ、“政略結婚”という形でも彼女を守ることを決意した。
- ハーバート
エレナの父であり、アシュフィールド領の領主。領主としての立場を優先し、エレナを政治の道具として扱おうとしている。
- 侍女長
今は亡きエレナの母を恨み、その娘であるエレナも憎しみを抱いている。上手く立ち回りながら、エレナに嫌がらせを続けていたが…?

【1話~5話の感想】運命的な出会いから始まる“契約”
~ 1話から5話までのあらすじ ~
アシュフィールド領主の令嬢・エレナは、ある理由で父に疎まれ、侍女長からも虐待に近い扱いを受けていました。
そんな中、チェンバース領の次期領主・ルークが、エレナの父親の陰謀によって”人質”の立場に置かれることになります。
アシュフィールド領で過ごすうち、二人は互いに惹かれ合いますが、人質の期間終了間近にルークは“罪人”として処罰されることに…!
真実を知ったルークは、“自らの意思”で留まるためエレナに求婚し、彼女もそれを受け入れました。
婚姻が結ばれると、今度はエレナの父がルークを自らの“駒” として利用しようと企みます。
さらに、エレナを恨む侍女長の怒りが彼女に向けられてしまい…!
ルークの振る舞いがすごい!

ルークのカッコよさが本当に際立っていますよね!
アシュフィールド領に“人質”として囚われてしまったにもかかわらず、堂々とした姿には思わず尊敬してしまいます。
住み慣れた土地を離れ、慣れないことも多いはずなのに、それでも自分の居場所を見つけ、どう生きていくかを考えている彼の姿は、本当に輝いて見えました…!
そんな誠実でまっすぐな優しさを持つルークに惹かれるエレナの様子に、こっちまで胸がキュンとしてしまいます♪
エレナの優しい強さ
どんなに辛い立場にあっても懸命に耐え続けるエレナを、さらに絶望へと突き落とそうとする侍女長の仕打ちは、本当に腹立たしくなります…!
もちろん、彼女にもエレナを恨んでしまうだけの過去があって、その考えや気持ちを“わからなくはない”部分もあります。けれど、やっぱり納得はできないですよね。
そんな理不尽の中で、自分のためではなく他人のために耐え続けるエレナの姿は、見ていて辛かったです…。
彼女の内から溢れる優しさと強さがしっかりと描かれていて、より一層胸を打たれました!
【6話~10話の感想】近づく距離と“嘘”の気持ち
~ 6話から10話までのあらすじ ~
侍女長の手から間一髪、ルークに守られたエレナ。
ルークは彼女を“守る”と誓い、そんな彼にエレナも想いを募らせますが、父がルークを陥れた過去に負い目を感じていました。
罪悪感を抱えたまま二人は“婚姻の儀”を終え…。
その日の初夜、ルークは緊張するエレナを気遣い、二人はただ抱きしめ合って眠りにつきました。
翌朝、ルークは従者と話し合い、「いずれチェンバース領に戻る際には、エレナを連れて行かない」と告げます。
その会話を偶然聞いてしまったエレナは、ルークへの“想い”を胸に封じ込めるのでした…。
そんなある日、エレナたちの結婚祝いとして、他領から「旅の一座」が訪れることになり―。
二人の関係がもどかしい
エレナとルークの間にある”立場“や、お互いを想っての“偽りの婚姻”という壁が、二人の距離を遠ざけてしまっていて、切なくてもどかしいです…!
エレナは母親の真実を知ったことで、自分の立場について改めて考えるようになりましたね。
ますます自分を追い込んでしまっている彼女の姿は見ていて辛いですが、ルークの優しさに触れることで、彼女の中で何かが少しずつ変わり始めているのを感じます!
お互いを大切に想うあまり、本当の気持ちを閉じ込めてしまっている二人。一刻も早くこの誤解が晴れることを祈るばかりです…!
今後の展開が気になる!
ルークへの気持ちを胸に秘めたまま、領内には疑心暗鬼な雰囲気が漂っていますが、この先もさまざまな問題が待ち受けていそうですね。
エレナの父も、ルークに対して意味深な言葉を投げかけており、その真意が読めずモヤモヤしてしまいます。
さらに、気になる新キャラまで登場しましたね…!
「どうかエレナたちの関係をかき乱さないで…!」と願わずにはいられませんが、怒涛の展開に目が離せません!
【結末予想】『偽りの婚姻で愛をあざむく』の最終回はどんな展開を迎える?
この二人には必ず幸せな結末が待っていてほしいと心から願います!
最終回では、二人が本当の気持ちをしっかりと確かめ合い、正式な夫婦として結ばれるのではないでしょうか。
きっとルークがエレナをチェンバース領に迎え入れ、幸せに暮らす未来が待っている予感がします…!
ただ、領同士の争いや政治的な思惑など、この物語の裏にはさまざまな事情が隠れていそうですね。
まだ解決しなければならない問題は多く、波乱は待ち受けていそうですが…。それでも、二人ならきっと乗り越えられるはず!
エレナとルークの恋愛模様だけでなく、注目ポイントは他にもたくさんありますね♪
まとめ
『偽りの婚姻で愛をあざむく』の魅力をお伝えしました!
タイトルの通り、“偽り”の結婚をしたがゆえに、自分の本当の気持ちに目を背けようとするエレナの姿には、胸が締め付けられます…。
二人の間にある“立場”という壁は、これからどうなっていくのでしょうか?
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